今回は、「これからの生き方。」を読んだので紹介していきます。
マンガ編が全体の半分を占めているので、本が苦手な人でも読みやすくなっています。
自分を見つめ直して、これからを考えるきっかけになります。
自身の進路や今現在に悩んでいる人にぜひ読んで欲しい一冊です。
北野唯我著書はどれも良書!【これからの生き方。】
「転職の思考法」を読んで北野さんのファンになり、「天才を殺す凡人」「分断を生むエジソン」を読ませてもらいました。
どの本も新しい視点を与えてくれる良書でしたので、本書が発売されると知ったときには迷わず予約を入れました。
ページをめくるたびに、感嘆の声を上げざるを得ない、そんな本でした。
本書は大きく4構成【これからの生き方。】
本書は、以下のような構成となっています。
- マンガ編
- ワーク編(自己分析編)
- 独自編(生き方編)
- 【巻末付録】特別インタビュー
マンガ編
マンガ編だけ読んでもたくさんの学びがあります。
登場人物が、働く上で直面する問題に対してどう考えて、どう乗り越えていくのかを見届ける面白さ。
場面ごとに問いかけられるメッセージに何度も考えさせられました。
合わせてキャラクターの表情も絶妙に表現されているので、よりメッセージが刺さります。
ワーク編
ワーク編では、仕事における価値観を整理しながら、4つのキャリアの型のポイントを紹介しています。
自分が何の価値観を重視しているのかを分析し、キャリア型を知ることができます。
よくある自己分析のより本質的な部分で、自分を明らかにしてくれます。
独自編
独自編では、著者が考えるこれからの生き方について書かれています。
「感性」の重要性や著者が本を出版する根幹の軸について知ることができます。
「生き方」についてここまで具体的かつシンプルに表現されており、衝撃を受けました。
特別インタビュー
ここでは、5年後のマンガ編の登場人物達7名へインタビューしていく対話集となっています。
それぞれのキャラクター視点で、マンガ編の内容を振り返ったり、仕事に対する自身の価値観を話してもらったりする企画となっています。
印象に残ったポイント
僕が印象に残った3つのポイントを紹介します。
- 自分の価値観を把握すること
- 自分の感性と向き合う
- 生き方とは
自分の価値観を把握すること
本質的には、働く理由は、完全に一つのものが、まとまってドスンとあるものではありません。複数の価値観が構成されており、要素に分かれているものです。P215引用
自分の価値観は何か、と聞かれてすぐに答えられないのが、正直なところです。
でも、とりあえずこんなものかなと決めることが大事かなと思います。
成長するにつれて価値観は変わるものなので。
自分の感性と向き合う
ビジネスや芸能、家庭や学校、どんな世界でも一目置かれる存在の人は、独自の感性を成果に変えることに長けた人です。一見すると力強く大成功した起業家でも悩みが一つもなかった、なんて人は聞いたことがありません。それぐらい、悩むことや、自分の感性に基づいて苦しむことは長い目で見ると財産になるものです。P272引用
自分(の感性)と向き合うのは、億劫でできればやりたくないです。
でも、向き合い続けた人が成果に変えられる人になれるんですね。
「自分はどう思ったのか」「それはなぜか」の繰り返しで感性は磨かれます。
何気ない日常をそのまま通過するのではなく、自分の中で一度落とし込む作業をするかしないかで大きく変わってきそうです。
生き方とは
生き方、それは価値観を体現した「習慣」そのものを指します。習慣とは、日々の連続した、時間の使い方を指しており、価値観とは自分の人生にとって大事な要素を強く優先順位づけしたものです。
僕なりの解釈ですが、
- 自分の価値観を理解することが、生き方へとつながる。
- 価値観を理解するために、感性を磨く。
純粋にもっと自分と向き合って感性を高めていきたい、と思いました。
まとめ
今回は、「これからの生き方。」について紹介しました。
全体的に内容が濃いので、何度も読み返していきたい一冊です。
ぜひ読んでみてください。
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